EUの執行機関である欧州委員会が29日にファンド規制の指令案(法案)を提示する。欧州議会などの承認を得たうえで2010年に実行する構え。
対象は運用資産の規模が2億5000万ユーロ(約320億円)以上のヘッジファンドや買収ファンドなど広範囲に及ぶ。これらを対象に「認可制」を導入。法令違反のファンドには認可取り消しや行政罰を適用する。
ファンドへの投資は原則として金融機関などに限定し、個人投資家による投資は認めない。さらに大企業の議決権の30%以上を握った買収ファンドには、買収先企業の経営戦略などの情報開示を求める。
自己資本規制も初めて導入する。最低自己資本を125,000ユーロとし、資産規模に応じて資本金の上積みを義務付ける。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090428AT2M2601J27042009.html
現状でもEUは金融規制が厳しい姿勢ですので、それをさらに進める感じです。
このあたりは、金融自由主義的なアメリカと温度差があります。
日本は、つい先日公表されたFXレバレッジ規制案から見て、ややEUに近いかもしれません。