http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100227-00000004-jijp-int.view-000
タイの最高裁は、タクシン元首相の財産23億ドルのうち約15億ドルを差し押さえるという判決を出した。
理由は、2001年から2006年までの在職中に得た職権濫用による不正蓄財であるとのこと。
判決では、タクシン氏が創業した通信会社シン・コーポレーションに関して、首相権限を利用して様々な利益誘導を行い、また同社の株式を英領バージン諸島(BVI)などのオフショアカンパニー名義で実質的に親族名義で保有し、資産を隠していたと認定している。
なお、シン・コーポレーションは、タクシン氏がクーデターによりタイ国外へ追放される2006年にシンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスに19億ドルで売却されている。
ちなみにタクシン氏は自己の保有する資産は首相就任前に稼いだものであると主張しているが、彼の主張が通る可能性は極めて低い見通し。