秘密の沖 - Secret Offshore

グレートリセット大恐慌を生き抜き資産と命を守る方法

2010年03月

3月。日本に「ひな祭り」があるように、外国にも春のお祭りがある。



例えば、ブルガリアのマルテニッツァ(Martenitsa)。


"マルテニッツァ"とは、赤と白のヒモで作った腕輪や人形のこと。 画像
それは、ちょっと日本の紅白グッズに似ている。


毎年、3月1日にブルガリアの人は自分の親しい人にマルテニッツァを贈る。
受け取った人は、そのマルテニッツァを身につけ1年の健康を願う。
マルテニッツァは、コウノトリがやってくるまで身につけておき、コウノトリがやってきたら庭の木に結わえる。


あるブルガリアの友人いわく、この伝統行事は1,000年の歴史があるという(ひな祭りの起源が平安時代といわれているから良い勝負だ)。それは、おそらく長い冬の終わりと春の訪れの喜びを象徴するのだろう。


このマルテニッツァの時期には、この時期特有の挨拶言葉がある。
「Chestita baba Marta, ○○!(チェスティタ ババ マルタ、○○さん!)」
チェスティタは「おめでとう」、ババは「お婆さん」、そしてマルタは「3月」。


ブルガリアでは、3月だけが「女性形」の月。3月は女性の月なのだ。


実はババ・マルタはかなり老齢の婆さんで、いつも杖をついて歩き、しかも気性が荒い。
機嫌の悪いときは天気が荒れ模様。逆に機嫌の良い日はポカポカ陽気。
つまり、マルタ婆さんとは寒暖の差が激しい3月のまさに化身というわけだ。


なお、かの友人はブルガリアの首都ソフィア市に住んでいるが、都市部にはコウノトリがあまり飛来しないのでこの伝統行事にとって苦労するという。
それでも、ブルガリア人はこの伝統行事がとても好きなんだよ、と言っていた。


季節感が乏しい都市部でも昔ながらの伝統行事が当たり前のように行われるのは、ブルガリアだけでなく日本も同じ。
かえって季節感のない都市部では、敢えて季節感を出すために伝統行事に力を入れるようになるかも知れない。

チリ大地震の影響で、銅の先物価格が上昇中とのこと。

鉱山そのものは、それほど深刻なダメージを受けていないようだが、その銅を運搬・積み出しするインフラが壊滅的なため、結果的に市場への供給不足に陥るとの観測が拡がり、銅の価格上昇に繋がった模様。

銅の先物取引、銅先物CFD取引にアクセス可能な投資家にとって、これは注目すべきニュースかもしれない。

どうやら「金」無しに終わりそうなバンクーバーオリンピック日本勢。

選手強化費が「仕分け対象」となり、税金面で国家的(国民の)バックアップが期待できないため、今後は身体能力的に突出した選手以外はメダルが取れない事態になる可能性が高い。

今回はまだ長野オリンピック時の収益と選手層を活用し、メダルと狙えるシーズンだったが次回のソチは過去の遺産を期待することが出来ない。そのため、今回以上にメダルが取れないオリンピックになるかも知れない。


実は今回のバンクーバーは、日本の未来を暗示しているような気がしてならない。

国の借金を減らすため、税金の支出を抑えなければならない。
その結果、必要だと分かっていても税金を投入することがままならないケースが多発し、あらゆる面で他国の後塵を拝する場面が増えることだろう。


残念なことだが、それはもう仕方ないこととして割り切るしかない。

割り切った上で、税金をあてにしない仕組みを模索していかなければならない。
イザとなったら国が助けてくれる、行政が何とかしてくれるという考えを捨てなければならない。

「国民が困っていても国も自治体も助けてはくれない」

非常に悲しいことだけれど、そういう認識で間違いはないだろう。

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