秘密の沖 - Secret Offshore

グレートリセット大恐慌を生き抜き資産と命を守る方法

2011年03月


普段ならまともに検討も議論もされないようなことが、おそらくこれから続々と実施されることが予想されます。

東京電力の計画停電もその1つ。


発表の次の日から実施するという暴挙に近い状況ですが、我々はひたすら臨機応変に動くしかありません。


とりあえず、東京電力HP(tepco.co.jp)の計画停電注意事項を確認すると次のようにあります。


(ご注意事項)

※グループ毎の時間帯は、開始・終了時間が多少前後することがあります。

※当日の需給状況によっては、予めお知らせした時間以外にも停電する場合があります。

※また、当日の設備状況によっては、お知らせしたグループと違う時間帯に停電させていただく場合があります。


つまり、いつ停電してもおかしくないという認識を持つ必要があります。


(1) 乾電池・バッテリーの充電


停電中に巨大な地震が来ることも予想されます。充電可能な乾電池や携帯電話のバッテリーは常にフル充電の状態にしておいたほうが良いでしょう。本来は、バッテリー切れの状態から充電を開始したほうがバッテリー本体が長持ちするのですが、今はそんなことを言っている場合ではありません。


(2) バックアップ


PCで作業をしている方は使用しているソフトの自動バックアップ機能を有効にし、バックアップ頻度も高めに設定しておくとよいでしょう。

出来れば同期型のオンラインストレージ(バックアップ)サービスも併用すべきでしょう。同期型バックアップサービスとしては、シュガーシンクドロップボックスなどがあります。


(3) 携帯用イヤホン


ラジオ機能が付いた携帯電話は多いですが、ラジオ電波受信アンテナとしてイヤホンケーブルを使用する場合があります。この場合、携帯用イヤホンを持っていないと携帯電話でラジオが聞けません。

携帯電話のイヤホンケーブルを持っていない方は念のため用意しておくと安心です。


(4) 無停電電源装置(UPS)


電力が急に途切れると困るような機器を使用している場合は無停電電源装置を確保しておいたほうが無難です。


(5) トイレはこまめに済ませる


水道に電動ポンプを使用している場合、停電すると水道も使えなくなります。その場合、トイレの水洗機能も使えません。

停電中のトイレ使用頻度を減らすため、電力が使えるうちにトイレは済ませるようにしましょう。

また、停電が長引くことを想定して、常に風呂には水を張っておくと安心です。


(6) 昨日までの日本ではない


24時間いつでも高品位のサービスを享受できた日本は過去のものと思ったほうが良いです。少なくとも今年一杯は。


100年に一度の不況と1000年に一度の震災がほぼ同時に襲うという「ありえないこと」が現実に起きました。


震災に関しては、東日本全域にわたって電力・水道・ガス・道路網・通信網・物流網が全てダウンし、さらに原発がメルトダウンを起こすという、まさにパニック映画さながらの事態に陥っています。

今、映画「日本沈没」を見たら、フィクションではなくむしろドキュメンタリー映画のように思えるかも知れません。また、「太陽の黙示録」が預言書のように言われる時が来るかも知れません。


さて、今回の大きな特徴とも言える「超広域災害」。従来の災害復旧ノウハウが通用しません。

あらゆる分野で想定を超えるダメージが発生し、バックアップシステムも機能しません。

このような状況では、一国のシステムに依存することの怖さを改めて認識することになります。つまり、仮に「日本沈没」が現実化しても対応できるディザスタリカバリ(災害時復旧修復)を日本という枠を超えて再構築する必要があります。


ここで重要なのは、被災者がいつまでも被災者であり続けるということを防ぐことです。

日本全域を対象とする災害が発生した場合、日本在住者全てが「被災者」となりますから、従来とは全く異なる考え方が必要です。


一言で言えば、緊急避難できる場所を日本以外に確保しておくことの必要性です。


一案として、一般市民の生活基盤の一部に「海外とのつながり」を当たり前に組み込むという方法はどうでしょう。


例えば、

 ・ 留学を必修とする

 ・ 日本語の他に英語も公用語にする

 ・ 個人資産の一部は海外に置く

 ・ 定住可能な海外不動産を持つ

など。



被災者がいち早く生活基盤を回復出来れば、その被災者は別の被災者を助ける側に回ることが出来ます。

地域まるごと再生させるのは難しくても、個人個人の生活基盤修復能力が確保されていれば、行政や遠方の支援を頼ること無く自力復興が可能になるように思います。

生活基盤という要素で個人レベルでの海外ネットワークが構築されれば、いざという時の究極のディザスタリカバリとなるのではないでしょうか?


[BBCニュースより]


思っていたよりも派手に吹っ飛んでいます。


ちょっとコレは・・・・


アマゾンのクラウド環境提供サービスAmazon Web Services(AWS)の5番目のデータセンターとして、ついに日本・東京データセンターが開設されました。


http://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2011/03/02/announcing-asia-pacific-tokyo-region/


同じアジア圏のシンガポールDCでも、それほどレイテンシーレベルが良くありませんでしたが、日本国内DCであればレイテンシーの問題はなくなりそうです。

これによって、AWSを利用したいけど応答性の面で諦めていた方は有力な選択肢を得たことになります。


さらにプレミアムサポートサービスを利用すれば、24時間日本語でのサポートを受けられるようになったことも大きなポイントになると思います。

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