とは言っても、これはAKB48の中国版姉妹グループ・SNH48の総選挙。国政選挙ではありません。
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しかしながら、将来、国政を担うことになる中国の若者世代が、「アイドルグループの」とはいえ「自ら投票によって候補者を選ぶ」という自由選挙・直接選挙を体験したことは、彼の国の政治システムを変えるキッカケになりうる重要なポイントになるかもしれない、と思わせるだけのインパクトがあります。
[参考ニュース]:男子大学生「投票の体験は新鮮」
一応、中国も、制度上は「選挙」によって代表者を選ぶということになっていますが、国民レベルで直接選ぶことができるのが、”村(ムラ)”クラスの規模であり、省や直轄市レベル以上になると、国民が直接タッチできない世界になります。国政レベルはさらに雲の上の存在。その上、おおっぴらに政治を批判するような発言がNGとなる国であれば、一般市民と国政幹部達の関係は、もはや別次元級のもの。
いまは"困ったときの反日"頼みでガス抜きを出来るかもしれませんが、いつまでこの方法が通用するかは分かりません。
反日の目くらましが通用しなくなった時、いったい何が起こるのでしょう?