秘密の沖 - Secret Offshore

グレートリセット大恐慌を生き抜き資産と命を守る方法

2015年10月

2015年11月1日より、日本のシティバンク銀行 個人口座(リテール)部門は、SMBC信託銀行の新リテールブランド「PRESTIA(プレスティア)」として再出発します。
これが影響しているのかどうかは分かりませんが、現在、香港のシティバンクが比較的口座開設が容易になっています。


https://www.citibank.com.hk/

シティバンク香港オフショアバンキング口座

HSBC香港が、BVIやケイマンなどのオフショア法人名義口座の開設が絶望的に難しくなったのに比べ、シティバンク香港はこれらのオフショア法人でも法人口座を開設可能です。また、個人口座もHSBCより容易に開くことが可能です。

通貨は13通貨【香港ドル(HKD)、米ドル(USD)、日本円(JPY)、ユーロ(EUR)、英ポンド(GBP)、スイスフラン(CHF)、シンガポールドル(SGD)、豪ドル(AUD)、スウェーデンクローナ(SEK)、カナダドル(CAD)、デンマーククローネ(DKK)、ニュージーランドドル(NZD)、人民元(RMB)】に対応しています。

このシティバンク香港の最大の特徴はなんと言っても「大口のUSドル取引に強い」という点でしょう。他の銀行では、高額の米ドル取引(送金)は非常に難しくなりつつある中で、100億円規模の米ドル決済を行ってもシティバンク香港は何も言いません。むしろ大歓迎という雰囲気です。業務が金融関連の場合、HSBC等は露骨に拒否反応を示しますが、シティバンク香港の場合は、そのあたりも比較的寛容なので金融関連のビジネスを行うのであればまさにベストマッチ!

逆に、取り扱い資金が少額の場合、あまりお付き合いは歓迎されないかも知れません。

口座開設にあたっては、(オフショア法人の場合)イニシャルデポジット(初回預入)が最低10万HKD(約150万円)から。
さらに、口座開設後1ヶ月以内に、口座残高を100万HKD(約1500万円)まで追加入金することを求められます(ただ、状況と交渉次第で、もう少し下げられます)。

口座開設後は、香港市場への上場までサポートするサービスも付いてきますので、やはりある程度のキャッシュを持っている個人・法人がメインターゲットになるようです。

個人については、やはりシティバンク銀行(日本)のシティゴールド顧客がターゲットになるでしょう。

シティバンク香港オンラインバンキング
オンラインバンキング操作デモ

アジア圏をターゲットとして、手広く営業をしていたマキシムトレーダーという海外投資詐欺グループが、今年2015年の春、台湾で摘発されました。

彼らは日本でも営業していたため、被害者は日本でもかなり存在すると思われますが、あまり日本ではニュースになっていないこともあり、それほど話題にはなっていないかも知れません。

台湾当局による摘発を伝えるニュース

http://www.wantchinatimes.com/news-subclass-cnt.aspx?id=20150529000097&cid=1201

この手の金融詐欺事件は、送金業務を担う銀行や送金業者にとっては極めて関心事の高いニュースであるため、一度このようなニュースが報道されると銀行口座開設目的として『海外投資のためのハブ口座として』という理由がなかなか受け入れられにくくなる、という反作用を生み出します。
特に、無名な投資先などを送金先として例示しようものならハイリスクの送金(後々、金融詐欺事件化する可能性がある案件に絡む送金)が発生する可能性が高いと判断され、最悪の場合、口座開設申込を拒否されてしまうでしょう。

マイナンバー制度が完全施行される前に海外に銀行口座を開いておきたいという方にとって、こういった銀行側の門戸を狭める要因となる事件はまったく迷惑至極といったところですね。

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