HSBC(ヨーロッパの最も大きい銀行)は月曜日、アメリカの住宅問題の貸倒れの悪化の進行に歯止めがかかりつうつあるにも関わらず、アメリカが上半期にピークに達したかどうかを判断するのは時期尚早とした。

HSBCは、アメリカの損失は68億ドルに達し、この年85%も増えたが、ここ6ヶ月の様子を見る限りでは、アナリストの予測通り下降気味であると早期の報告を出した。


「良い面に注目すると、悪化の進行率は確実に遅くなったが、1年の季節始めの還付される税金と第2四半期の財政手段による景気刺激策でのおかげで、良い要素もあった。」と、HSBC財務担当重役ダグラス・フリント氏はレポーターに述べた。

フリント氏は米国の財政が、今や燃料、食品価格の値上げ、失業の増加、および本格的な不況の脅威といった影響にさらされていると述べた。

フリント氏は3月に、アメリカ経済が回復するのに2009年までかかる可能性があることを述べ、住宅難の解決にも2、3年かかることを指摘した。

銀行が中間報告を掲示した後に電話会議で演説したフリント氏は、HSBCが中国の銀行の持ち株を「長期戦略的投資」としていることと、株式を上げる考えがあることを述べた。



http://www.reuters.com/article/gc06/idUSWLA753020080804