ドイツの蔵相は、スイスをタックスヘイブンのブラックリストに追加されるよう呼びかけたが、Peer Steinbrueck氏によると、スイスは、課税問題の解決に協力することを拒否したらしい。

国が国際的なタックスヘイブンの新しい「ブラックリスト」を作成するために会合したとき、Steinbrueckは、ドイツの隣国をリストに追加すると提唱した。

10月21日火曜日のパリでのミーティングに続いて、Steinbrueck氏は「スイスは課税問題に協力するグリーン・リストに載せることは出来ない、ブラックリストに載せるべきだ」と述べた。

オフショアバンク口座に預金することで納税を回避する個人及び企業を探すことに非協力的な国々は、このブラックリストに載せられる。

さらにこの問題は、世界的な財政危機の影響で更に重要性を増した。

経済協力開発機構(OECD)の18のメンバーから、それぞれの大臣と代表がタックスヘイブン問題についての議論に参加した。しかしルクセンブルク、オーストリア、スイスは欠席した。

欠席した3国は、国の税収減に繋がるとして不満を述べていた。

火曜日の会議はフランスとドイツの召集のもと開かれた。フランスはオフショアタックスヘイブンのために年度予算は30〜400億ユーロ(40〜530億ドル)程度と政府見積もりを出している。

「銀行業務の秘密には限界がある」と、フランスの蔵相Eric Woerth氏は述べた。 「スイスは進歩をしたが……我々には解決すべき問題が沢山ある。」

Steinbruck氏は、また、脱税が社会問題を引き起こすとも言った。

「私たちが慎重性を欠けば、私たちの社会、及び経済システムはそれらの合法性を失う恐れがある。」と、Steinbrueck氏は警告する。