イラク戦争以後、現地の復興や治安が回復しだすとともに、日本国内で一時、暴落したイラクの通貨「ディナール」への投機熱が急速に高まっている。この通貨を扱う両替商は「経済復興で20万円が一挙に1億円以上になる」と宣伝。その一方で、今後の情勢によっては大幅なインフレなどの恐れもあるとして警戒を呼びかける識者も。今のところ財務省は静観しているが、リスクもはらむディナールの購入には自己責任が問われている。

「史上最安値レベルに暴落しているディナールを入手することで、投資額の300倍以上の利益を手にすることができます」

東京の両替商はこのような宣伝文句でディナール紙幣を販売している。この両替商によると、現在注文が相次いでおり、昨年7月に月商50万円だった取引が、今年3月には60倍の3000万円に膨れ上がった。40代の主婦が一度に100万円を購入したケースもあるという。

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東京の両替商では、サウジアラビアなどイラク周辺国の金融ブローカーを通じて現物を入手。二万五千デシ紙幣1枚を実勢レートでは2000円だが、「入手が困難なため」などとして8800円で現物販売している。25枚のパックを18万5000円で販売。95年当時のレートに回復すれば、将来的に540倍で1億円以上の期待収益が得られると宣伝している。実際に2001年当時のレートから現在は265%上昇しているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090410-00000151-san-soci

まあ、宝くじだと思えば、いくら購入しても良いと思います。

さらに、流通の問題ですが、イラクディナールの価値が予定通り上がっていけば、個人の現物売買が可能なのですから、ヤフーオークションにでも出品すれば買い手はいくらでも出てくるでしょうね。

さすがに実勢レート2,000円で入手するのは難しいですが、2,500円/枚くらいなら手に入りますので、1枚4,000〜5,000円くらいで売った方が確実に儲かるかも知れませんね。
現実に、「業者」はそうやって儲けているわけですから。
(本当に値上がり確実だと思ったら売らずに手元に置いておくはず)