シンガポールのストレート・タイムズ紙は、同国を拠点とする有力ビジネスマンであるウィ・ホン・リョン(黄鴻年)氏が、昨年外国為替と債券の取引で10億シンガポールドル(約6億8400万米ドル)の損失を出したことに関連して、過失の不実表示があったとして米シティグループ傘下のプライベートバンクを提訴した、と報じた。

同紙が訴状を引用して報じたところによると、同氏が30年間取引のあるシティは、取引残高について再三、不正確な報告を行ったため、同氏は本来ならば取っていなかったポジションを積み上げる結果になったとされる。

シティの広報担当者はロイターに対し電子メールで「この主張は成り立たないと認識している。われわれはみずからの立場を積極的に擁護する」と述べ、これ以上のコメントを控えた。

ウィ・ホン・リョン氏の事務所からは今のところコメントは得られていない。

米フォーブス誌によると、同氏の昨年の純資産は2億1000万米ドルで同国富豪ランキングでは第29位。

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-38089920090519

ウィ・ホン・リョン(黄鴻年)氏といえば、2006年、村上ファンドの村上世彰がシンガポールに拠点を移した際のアドバイザーでインドネシアの三大財閥に関連するシナルマス会長の二男。

出資者から突き上げられて、たまらず、矛先をシティに向けさせる策…ですかね?