かつて、映画や小説のネタとしてよく使われた匿名口座。今や国際金融監視網の強化によって伝説的な存在になっています。


そもそも、この匿名口座(番号口座)は銀行員が行内データを持ち出すようなケース(例えば、リヒテンシュタインの銀行データがドイツに流れたケース)に備え、仮に外部に流出しても口座の保有者の情報を保全できるように考えだされたサービスです。口座データは上級職の行員しかアクセスできない特別な口座となり、自ずとそれはプライベートバンキングのVIPクライアント向けサービスとなります。


しかしながら、現在は送金先の名義人が番号のみの案件を持ち込んでも大抵の銀行で断られます。従って、対外取引用に番号口座はほとんど使われません。

対外取引用で使わないので表には現れなくなりました。


とはいえ、口座の保有者情報を保全することが目的であれば必ずしも対外取引で使うことは重要ではありません。

銀行内部の手続きで通常口座から番号口座へ移せばよいだけです。


口座版の貸し金庫をイメージすると分かりやすいかも知れません。


スイス、オーストリア、モナコ、シンガポールなどのプライベートバンクで提供されているという噂です。