審査なしでクレジットカード決済が使える PayPal(ペイパル)は、他のクレジットカード決済サービスよりも導入コストが低く、とても使えるサービスだったのですが、ここへ来て決済サービスを利用するクライアントから「急にPayPalアカウントが凍結された」という苦情が増えてきました。


凍結されたといっても、ペイパルから凍結解除のために要請される各種必要書類などを提出すれば凍結解除になるケースも多いのですが、ペイパル側の裁量権が大きいため、「何を具体的にどうすればよいのか」という部分が非常にわかりにくく、結果として原因不明な口座凍結が相次ぎ、メインの決済手段としての安定性に問題があるという指摘がなされています。


このため、法人利用や本格的な商売でPayPalは使えない決済サービスになりつつあり、世界最大手の決済プロバイダーでありながら、所詮は個人向けの簡易的代替的決済手段という地位に甘んじています。


別の見方をすれば、競合する同業者は、このPayPalのウィークポイントを上手く突くことによって、日本でのシェアを伸ばすことが可能かもしれません。