2015年11月1日より、日本のシティバンク銀行 個人口座(リテール)部門は、SMBC信託銀行の新リテールブランド「PRESTIA(プレスティア)」として再出発します。
これが影響しているのかどうかは分かりませんが、現在、香港のシティバンクが比較的口座開設が容易になっています。


https://www.citibank.com.hk/

シティバンク香港オフショアバンキング口座

HSBC香港が、BVIやケイマンなどのオフショア法人名義口座の開設が絶望的に難しくなったのに比べ、シティバンク香港はこれらのオフショア法人でも法人口座を開設可能です。また、個人口座もHSBCより容易に開くことが可能です。

通貨は13通貨【香港ドル(HKD)、米ドル(USD)、日本円(JPY)、ユーロ(EUR)、英ポンド(GBP)、スイスフラン(CHF)、シンガポールドル(SGD)、豪ドル(AUD)、スウェーデンクローナ(SEK)、カナダドル(CAD)、デンマーククローネ(DKK)、ニュージーランドドル(NZD)、人民元(RMB)】に対応しています。

このシティバンク香港の最大の特徴はなんと言っても「大口のUSドル取引に強い」という点でしょう。他の銀行では、高額の米ドル取引(送金)は非常に難しくなりつつある中で、100億円規模の米ドル決済を行ってもシティバンク香港は何も言いません。むしろ大歓迎という雰囲気です。業務が金融関連の場合、HSBC等は露骨に拒否反応を示しますが、シティバンク香港の場合は、そのあたりも比較的寛容なので金融関連のビジネスを行うのであればまさにベストマッチ!

逆に、取り扱い資金が少額の場合、あまりお付き合いは歓迎されないかも知れません。

口座開設にあたっては、(オフショア法人の場合)イニシャルデポジット(初回預入)が最低10万HKD(約150万円)から。
さらに、口座開設後1ヶ月以内に、口座残高を100万HKD(約1500万円)まで追加入金することを求められます(ただ、状況と交渉次第で、もう少し下げられます)。

口座開設後は、香港市場への上場までサポートするサービスも付いてきますので、やはりある程度のキャッシュを持っている個人・法人がメインターゲットになるようです。

個人については、やはりシティバンク銀行(日本)のシティゴールド顧客がターゲットになるでしょう。

シティバンク香港オンラインバンキング
オンラインバンキング操作デモ