FX事業を始めるにあたり、比較的初期費用が低く抑えられ、かつスピーディーな事業スタートを実現する方法として、「ホワイトラベル」方式が人気です。


* ホワイトラベル とは?


構築に時間と資金の掛かるバックオフィスシステムや取引システムなどのシステム全般をレンタルし、独自のブランドで事業ができるビジネスパッケージのようなもの。ホワイトラベル方式の利点は、顧客対応・サポートに専念できるということで、自社にシステム保守のためのSEを雇い入れる必要がありません。また、いわゆるインターバンク市場に接続するための各銀行取引に関わるシステムや契約関係もホワイトラベル方式であれば一切ノータッチで済みます。


特に最近はホワイトラベル方式のFX会社が増えていますが、よくよく見てみると、銀行口座を持っていないFX会社がかなり混じっています。
具体的には、FX会社の名前が「ABC FX LIMITED」なのに、なぜか入金先が「XYZ FINANCIAL LIMITED」になっているようなケースです。
グローバルコレクトのように、入金先のオプションとして用意されているのであればまだ良いのですが、自社名義の銀行口座が無いというのは…。


入金先の口座をレンタルするサービスを利用すれば、それは確かにお手軽なのでしょうけど、お客さんの立場で見れば不安になる一要素です。
せめて、FX取引証拠金の入金先くらいは自社名義の銀行口座を使って欲しいところです。


とはいえ、ホワイトラベルFXパッケージを提供しているコーディネーターが法人口座まで用意できないようなところだと、自社名義の銀行口座というのは難しいのかも知れません。
これから、FX事業を始めたいと考えている方は、FX事業パッケージを用意しているコーディネーターなりFXブローカー本体なりが、自社名義の銀行口座まで面倒みてくれるのかどうかまで確認したほうが良いでしょう。