九州大学の研究チーム、世界初の大型洋上ハイブリッド発電システムを提案

九州大学は2008年7月8日、SCF(スーパーカーボンファイバー)研究会と同大学大学院工学研究院が研究開発を進めている、世界初の大型洋上ハイブリッド発電システムの内容を明らかにした。

この発電システムは、洋上に、SCFコンクリート製の母浮体2基と多数の子浮体を一定間隔で浮かべ、その間を耐衝撃性・耐蝕性・耐摩耗性に優れた新素材で緩やかに連結させることにより、水面に浮かぶ睡蓮のようなフレキシブルな形態を採用するもの。各子浮体には高耐蝕性太陽光パネルを、母浮体には超大型風レンズ風車を搭載し、太陽光発電と風力発電を組み合わせたハイブリッド発電を行う。

http://www.japanfs.org/ja/pages/028640.html


大規模洋上風力発電につづく、九大チームの更なるプロジェクト

100万キロワット級の大規模洋上風力発電の技術的研究を進めている九州大学とSCF(セカンダリカーボンファイバー)研究会(会長・太田俊昭九州大学名誉教授)が、洞爺湖サミット開催中の7月7日、これまでの風力発電に加え、太陽光発電も組み合わせたハイブリッド型の大型洋上発電システムを福岡市内の九州大学工学部で記者発表した。当日は記者発表の後、国土交通省の沿岸技術研究センターがSCF浮体技術の第3者評価を行なった。太田名誉教授は「今秋の中間報告、来年2月の最終報告で技術評価が得られれば、国に対し大規模洋上ハイブリッド発電の開発シナリオを申請する」という。

http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/electoric/electoric_hybrid01.htm


「大型洋上ハイブリッド発電システムの新提案とその基盤技術」について

SCF(スーパーカーボンファイバー)研究会(会長:太田俊昭九州大学名誉教授)と九州大学大学院工学研究院(小松利光教授、日野伸一教授、園田佳巨教授ら)は、環境とエネルギー問題を解消し、低炭素社会の礎となる画期的な浮体式洋上発電の構築技術を先導的に研究開発しています。このたび、本研究開発に関して、下記のとおり、マスコミ発表を行います。

http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2008/2008-07-02-2.pdf


東北復興事業の1つとして大型洋上ハイブリッド発電システム実用化は非常に面白いアイディアかも知れません。