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グレートリセット大恐慌を生き抜き資産と命を守る方法

タグ:FXブローカー

匿名オフショアFXブローカーという面白いサービスがあります。


この意味するところは2つあり、1つはトレーダーとして匿名のFX取引口座を開くことが出来ます。もう一つは、運営者として匿名でFXブローカー事業を立ち上げることが出来ます。


具体的には、パスポートや現住所確認書類を提出することなくFX口座を開設したり、オーナー情報を完全に秘匿した状態でホワイトラベル方式でのFXブローカーを立ち上げることが出来るわけです。
しかも、ノーライセンスでMT4プラットフォームのFX事業をはじめることも可能。


FXカバー先は、イギリス金融庁(FSA)に登録された大手ブローカー。
取引はECNでダイレクトにインターバンクへ流されます。


これぞオフショアの醍醐味!

FXファンドは、いわゆる外国為替取引(FX)によって運用されるファンドです。Managed Forex (マネージド・フォレックス)サービスと呼ばれることもあります。

そしてFXブローカーは、FX取引の仲介事業者です。


最近のFXファンド事業者は、メタトレーダー4(MT4)の自動売買プログラムであるエキスパートアドバイザー(Expert Advisor:EA)を使用するケースが多いのですが、お客さんからはMT4 EA で運用されているということは分かりません。
これらのファンド事業者は、常に低スプレッドかつ安定した取引サーバーを持つMT4対応のFXブローカーを探しています。
ところが、低スプレッドかつサーバーが安定しているFX業者は、他のユーザーにとっても魅力的であるため、多数のユーザーが殺到し、徐々にサーバーが不安定になりがちです。


このような、外部ユーザーの動向によって運用先のFX口座の不安定化を防ぐため、今、自前のFXブローカー業務部門を立ち上げ、自分たちのFXファンド専用に使用する会社が増えてきました。


メリット



  1. 他に取引ユーザーがいないため、MT4接続先サーバーの稼働が安定する

  2. 自らがFXブローカーの立場であるため、非常に低スプレッド条件で取引可能

  3. 第三者のFX業者を介さないため、ファンド資金を自らの管理下に保有できる


通常は、FX業者として一般の顧客を集めないのであまり表には出てきませんが、このプライベートFXブローカーとでもいうべき事業形態は、FX会社の自己勘定取引部門を独立させたようなものですので、特別珍しいものではありません。


MT4 EA でFXファンドを運営されている方には、面白い話かも知れませんね。

FXビジネスに携わる方々の中で、従来IB(イントロデューシングブローカー)業務を展開していた業者が徐々にホワイトラベル(WhiteLabel, WL :プリンシパル)に移行しつつあるようです。

「IB」とは、クライアントをFXブローカーに紹介(仲介)する役目を担います。IBは、自己が紹介(仲介)したクライアントの取引金額に応じて、IB報酬を得ます。ほとんどの場合、取引スプレッドの中から何割かを仲介手数料として受け取ります。
最近は、受け取ったIB報酬の中から、自分が紹介(仲介)したトレーダーにキャッシュバックするスタイルが流行っているようですが、FXのスプレッド幅がどんどん狭くなってきている昨今、IB報酬もそれに比例して徐々に減少してきています。
またさらに、最近は、各国の金融監督当局の規制が強まり、IBとしての活動範囲が狭められてきています。

そのため、今、IBからホワイトラベルへ業態を変えようという動きが活発化しているのです。


ホワイトラベルは、IBと異なり、自らが直接顧客との契約当事者になります。FXレートや取引システムは、ホワイトラベル提供元のFXブローカーが管理していますが、通常、顧客からはホワイトラベル提供元のFX業者は見えません。

IBよりホワイトラベルの方が、顧客管理など業務的にかなり大変ですが、通常より狭いスプレッド条件かつFX取引スプレッドをコントロールできる立場を得ることが出来るため、メタトレーダーEAを使用して自動売買サービスを提供し、それによって継続的なIB報酬を得ていた方からすると、極めて有利なポジションを得ることになります。

IBは、FXブローカーの収益からいくらかの報酬を得る立場なのに比べ、ホワイトラベルはFXブローカーとしての収益がすべて得られます。なぜなら、ホワイトラベル事業者は仲介者ではなくFXブローカーという立場になるからです。単純に言えば、IBよりもホワイトラベルの方が収益幅が大きいのです。

このことは、メタトレーダーEAの配布やPAMM口座の提供を行う場合に、狭いスプレッドを前提にロジックを組むことが可能になるので、取引回数を増やしてスプレッド収入を増やしつつ、ファンドパフォーマンスを向上させて顧客へのリターンも増やすという、理想の形が実現できます。

但し、ホワイトラベルにも注意が必要なポイントがあります。
それは、ホワイトラベル提供元のFXブローカーといっても、本当の意味でのホワイトラベル提供元ではない可能性があるということです([例] 真のFXブローカー→WL→WL→あなた)。
特に、自己はFXサービスを提供せずに、FX取引システムとMT4プラットフォームのワンストップパッケージでホワイトラベルプログラムを提供する業者を利用するケースでは、気軽にFX事業を開始できる反面、スプレッドが非常に広いという条件になっていることが少なくありません。

スプレッドが広くても事業を展開できる計画を用意している場合は別ですが、通常、広いスプレッドは大きな足かせとなりますので、十分注意が必要でしょう。

ホワイトラベル契約を検討する場合、スプレッド条件を良く確認してみることをお勧めします。
その際、出来れば固定スプレッドの条件を確認して下さい。変動スプレッド(ECN方式)では、0.1PIPSからというのがザラですから(当然、0.1PIPSで約定されるケースはほとんどありません)。但し、実質スプレッドデータが取得可能であれば、変動型スプレッドで比較しても大丈夫かと思います。

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