秘密の沖 - Secret Offshore

グレートリセット大恐慌を生き抜き資産と命を守る方法

2011年12月

FXビジネスに携わる方々の中で、従来IB(イントロデューシングブローカー)業務を展開していた業者が徐々にホワイトラベル(WhiteLabel, WL :プリンシパル)に移行しつつあるようです。

「IB」とは、クライアントをFXブローカーに紹介(仲介)する役目を担います。IBは、自己が紹介(仲介)したクライアントの取引金額に応じて、IB報酬を得ます。ほとんどの場合、取引スプレッドの中から何割かを仲介手数料として受け取ります。
最近は、受け取ったIB報酬の中から、自分が紹介(仲介)したトレーダーにキャッシュバックするスタイルが流行っているようですが、FXのスプレッド幅がどんどん狭くなってきている昨今、IB報酬もそれに比例して徐々に減少してきています。
またさらに、最近は、各国の金融監督当局の規制が強まり、IBとしての活動範囲が狭められてきています。

そのため、今、IBからホワイトラベルへ業態を変えようという動きが活発化しているのです。


ホワイトラベルは、IBと異なり、自らが直接顧客との契約当事者になります。FXレートや取引システムは、ホワイトラベル提供元のFXブローカーが管理していますが、通常、顧客からはホワイトラベル提供元のFX業者は見えません。

IBよりホワイトラベルの方が、顧客管理など業務的にかなり大変ですが、通常より狭いスプレッド条件かつFX取引スプレッドをコントロールできる立場を得ることが出来るため、メタトレーダーEAを使用して自動売買サービスを提供し、それによって継続的なIB報酬を得ていた方からすると、極めて有利なポジションを得ることになります。

IBは、FXブローカーの収益からいくらかの報酬を得る立場なのに比べ、ホワイトラベルはFXブローカーとしての収益がすべて得られます。なぜなら、ホワイトラベル事業者は仲介者ではなくFXブローカーという立場になるからです。単純に言えば、IBよりもホワイトラベルの方が収益幅が大きいのです。

このことは、メタトレーダーEAの配布やPAMM口座の提供を行う場合に、狭いスプレッドを前提にロジックを組むことが可能になるので、取引回数を増やしてスプレッド収入を増やしつつ、ファンドパフォーマンスを向上させて顧客へのリターンも増やすという、理想の形が実現できます。

但し、ホワイトラベルにも注意が必要なポイントがあります。
それは、ホワイトラベル提供元のFXブローカーといっても、本当の意味でのホワイトラベル提供元ではない可能性があるということです([例] 真のFXブローカー→WL→WL→あなた)。
特に、自己はFXサービスを提供せずに、FX取引システムとMT4プラットフォームのワンストップパッケージでホワイトラベルプログラムを提供する業者を利用するケースでは、気軽にFX事業を開始できる反面、スプレッドが非常に広いという条件になっていることが少なくありません。

スプレッドが広くても事業を展開できる計画を用意している場合は別ですが、通常、広いスプレッドは大きな足かせとなりますので、十分注意が必要でしょう。

ホワイトラベル契約を検討する場合、スプレッド条件を良く確認してみることをお勧めします。
その際、出来れば固定スプレッドの条件を確認して下さい。変動スプレッド(ECN方式)では、0.1PIPSからというのがザラですから(当然、0.1PIPSで約定されるケースはほとんどありません)。但し、実質スプレッドデータが取得可能であれば、変動型スプレッドで比較しても大丈夫かと思います。

関連記事:匿名オフショアFXブローカーを設立しよう

名目上の取締役であるノミニーディレクター(Nominee Director)や名目上の株主であるノミニーシェアホルダーNominee Shareholder)は、法人の真の所有者を公にしないために、オフショア法人では良く使われるサービスです。


また、オフショア法人では、セットアップ時間を短縮するため、設立後未営業状態の休眠会社(シェルフカンパニー/Shelf Company)を買う方法も良く使われます。

また、稀なケースとして、既に銀行口座が開設済みのシェルフカンパニーが売り出されることもあります。


但し、最近は、銀行側が法人の事業内容や事業実績を調べることが多くなってきており、"未営業状態"では口座開設が難しくなってきています。そのため、最近では、銀行口座開設済みのシェフルカンパニーはあまり見かけることが少なくなってきており、また、プレミアプライスが上乗せされていて割高な価格になることが多いようです。


参考


http://www.readymadeshelfcompany.com/search_by_database.php

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