政府系ファンド

中東や中国、ロシアなどの政府の傘下にあり、石油マネーや外貨準備の資産運用の一環として投資活動を手掛けているファンド。

資産規模は世界で3兆ドルとの推定もある。
ドルが対主要通貨に対して下落していることから、アメリカ国債で運用していた政府系資金をより高い運用収益が見込める株式や不動産などに分散する狙いもある。


アメリカ住宅市場の混乱(サブプライムショック)をきっかけに巨額損失を出した欧米金融機関に資金を拠出して注目を浴びる一方、企業買収への警戒感から運用実態の開示を求める声も強まっている。