シティバンクは米政府管理銀行へ

米政府はシティグループ普通株保有率を40%にまで増大させる予定である。その引き換えに、米政府はシティグループの取締役員の交代その他経営状況の改善などに関して介入することになるという。

米政府はシティグループ優先株の普通株式への転換は、民間投資家が同様の転換を行うことができる条件においてのみ行うとしている。もし普通株式への転換が生じれば、シティグループの政府持ち株は現在の8%未満の状態から一気に40%にまで増大する。シティはすでに米政府救済案により、450億ドルの政府資金を受け入れている。また同グループの抱える3,000億ドルほどの高リスク投資についても政府保証を受けている。

http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090227/30309.html


ロイヤルバンク・オブ・スコットランド、3.35兆円の赤字

大手英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が26日発表した2008年12月期の決算は、最終赤字が241億ポンド(約3兆3500億円)だった。英銀の損失額としては過去最大規模。

RBSは金融危機を受けて業績が悪化。昨年10月に英政府による救済策の一環として、公的資本の注入を受けた。今年1月には政府が購入したRBSの優先株50億ポンドを配当負担の少ない普通株に転換することでRBSと合意しており、政府の出資比率は70%に高まる。

http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20090226D2M2602826.html


UBS、1兆5400億円の赤字

スイス金融大手UBSは10日、2008年12月期の通期決算を発表、197億スイス・フラン(約1兆5400億円)の最終赤字となった。同社の通期決算としては最悪の赤字額で、スイス企業としても史上最大額の損失となる。

同時に、現在約1万7000人の従業員を1万5000人程度にするため、2000人を削減する。この中には以前発表した、500人の削減も含まれている。

http://www.cnn.co.jp/business/CNN200902100034.html


HBOSは1兆円の赤字

英大手銀ロイズ・バンキング・グループは27日、救済買収した英大手銀HBOSの2008年12月期決算で、最終損益が約75億ポンド(約1兆円)の赤字に転落したと発表した。英政府による資産保証制度については「政府と協議中」という。

HBOSは前の期は約40億ポンドの黒字だった。信用収縮に伴う住宅価格の下落で住宅融資の不良債権が急増し、08年決算で大幅赤字に転落した。

ロイズ・バンキング・グループは、大手英銀ロイズTSBがHBOSを経営統合して今年1月に発足。英政府から公的資金の資本注入を受け、発行株式の4割強を政府が保有している。旧ロイズTSBの08年通期決算は前の期比75%の大幅減益となった。

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090227AT2M2703V27022009.html


クレディ・スイス6,400億円の赤字

スイス金融業界2位のクレディ・スイスは11日、2008年12月期の通期決算を発表し、71億ドル(82億スイスフラン、約6400億円)の最終赤字となった。07年12月期は67億ドルの黒字だった。

http://www.cnn.co.jp/business/CNN200902120007.html


ナティクシス3,500億円の赤字

フランスの大手投資銀行ナティクシスが26日発表した2008年通期の決算は27億9900万ユーロ(約3500億円)の最終赤字だった。赤字額は同行の経常収益(事業会社の売上高に相当)に匹敵する規模。同行に7割強出資する2つの仏大手銀は仏政府の主導で合併を正式に決める。預金規模でクレディ・アグリコル(CA)に次ぐ巨大銀行が生まれる。

ナティクシスは07年以降、米国での資産運用業務で巨額の評価損を計上。経営破綻した米リーマン・ブラザーズやマドフ・ナスダック元会長による巨額詐欺事件関連の損失も赤字を広げた。

http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20090226D2M2603026.html


世界的な大手銀行が軒並み巨額赤字。
注目は3月2日に決算が発表されるHSBC(香港上海銀行)。

HSBC最強伝説を打ち立てるのか。
それとも・・。

いずれにしても、このまま行けば、金融業界の再編は必至。
メガバンクを大きく超えたギガバンクが誕生しそうな気配もあります。
スイスのUBSとクレディ・スイスが1つになっても何らおかしくはありません。