http://rt.com/business/russia-offshore-medvedev-601/
キプロスをオフショアとして利用してきたロシアは、いまキプロス問題を契機に、新たに自前のオフショアゾーンを創設することを計画しています。
その場所の候補地がサハリンや千島列島であり、いわゆる北方領土も含まれます。
北方領土問題が絡むため、日本居住者にとってこの計画の行き先は非常に気になるところです。
北方領土を含む千島列島はサハリン州管轄で、日本との時差は2時間。もし北方領土がオフショア化されれば、日本人にとって地理的に近い場所に新しいオフショアエリアが生まれることになります。
しかし、国際法上未帰属地である北方領土がロシアのオフショアゾーンとなり、仮に北方領土法人というものが設立可能になった場合、いったいどのような税務処理がなされるのか全く未知の世界。日本政府からすれば、北方領土で設立された法人は日本法人であるという見解を示すかも知れません。
いっそ、攻殻機動隊(イノセンス)に出てくるロシアと日本の主権がぐちゃぐちゃな択捉経済特区の現出に至ってくれると非常に面白いと思っています。