秘密の沖 - Secret Offshore

グレートリセット大恐慌を生き抜き資産と命を守る方法

タグ:海外送金

2020年11月現在。金融庁に登録されている資金移動業者リスト。

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海外送金をした際に、銀行によっては着金から口座反映まで数日のタイムラグが発生することがあります。

「着金」から「口座反映」の間に、なぜ時間が掛かるのか?という素朴な疑問が沸いてきますよね?

すべてがそうではありませんが、受取側銀行が「着金(送金)額を把握するタイミング」と「実際に口座にその数字が反映されるタイミング」にズレが生じる場合、それはSWIFT(スイフト)メッセージの扱いによるものかも知れません。

ある程度、外国送金の経験がある方なら、銀行(金融機関)同士の情報のやりとりがSWIFTメッセージを通じて行われていることをご存知でしょう。
少なくとも、送金先の情報として、SWIFTコードというものを目にすることが多いと思います。

このとき、
送金元銀行(A) → 中継銀行(B) → 受取銀行(C)
というように、間に「中継銀行」という存在が介在するケースがあります。

中継銀行は、一つではなく、
送金元銀行(A) → 中継銀行(B) → 中継銀行(C) → 受取銀行(D)
のように複数介在することもあります。

送金を実行すると、まず
送金元銀行 → 受取銀行
MT103 という書式のメッセージが送信されます。
これは、いわば「ウチの銀行からアナタの銀行に○○ドル送るからよろしくね」という挨拶メッセージです。送金処理等の事務スピードが要求される一般の市中銀行では、このMT103を受け取ったらすぐに受取人の口座に反映させることが多いです。
しかしながら、実は、この段階では受取銀行は送金元銀行からの振り込みを受けていないことがほとんどです。つまり、銀行から受取人の口座に一時立替入金を行っていることになります。

MT103は、送金元銀行から受取銀行宛に送られますが、中継銀行を使用する場合には、MT103の他に中継銀行(コルレス銀行)宛に MT202 という書式のメッセージが送られます。

受取銀行がオフショアバンクの場合、指定の中継銀行が決まっている場合があり、MT103を受け取った時点で、すぐに口座反映させないケースがあります。
この時点では、銀行によってプロセス名は異なりますが、「入金処理中」という扱いになります。「着金する金額は把握したけれど、まだ実際に振込を受けてないからもう少し待って下さいね」という状態です。受取銀行であるオフショアバンク側は、MT103メッセージによって、送金処理の事前予告を受け取るので「いくらの資金が送金されるのか」という情報は把握出来るもの、途中の中継銀行レベルで資金移動拒否や何らかのトラブルが発生した場合は、実際に受取銀行側に資金が振り込まれないので、リスク回避という観点からMT103メッセージ受領時点で、受取人の口座に資金反映させないことがあるわけです。

とはいえ、本当の意味での資金振替完了まで待っていたのでは、さすがに時間が掛かりすぎるため、直近の中継銀行から送られる MT202 もしくは MT103メッセージの受領を確認出来たら受取人の口座に反映させます(着金完了&口座反映)。

あまり規模が大きくないオフショアバンクやプライベートバンクでは、このような入金処理(プロセス)を経ることがあるため、焦らず口座反映完了を待ちましょう。

年間100億円以上、ややこしい事情のカネを海外法人の海外口座で受け取る需要がある人向けに、大口専用オフショア口座というものがあります。


普通の口座と違うのは、簡単に言えば担当銀行員がややこしい事情を理解しているという点でしょうか。


もちろん、違法送金でも地下銀行でもなくクリーンな手続きのもとに全てが実行されます。
クリーンな手続きというのは、つまり適法にという意味です。


適法に行われなければならない、というのは、当たり前の話ではあるのですが、この手の話を持ち込む真の依頼者は社会的地位が高い人であることがほとんどであるため、一般の人よりも特にコンプライアンス周りに気をつけているからです。


なお、この類の詳細に興味がある方は、もし香港までお越し頂ければ、あるいはアノ銀行の裏世界を垣間見ることが出来るかもしれませんよ。





海外の銀行口座へ送金する際、わざわざ銀行の窓口で送金リクエストフォームを記入するのは面倒です。
出来れば、ATMから振込で海外送金できれば便利ですよね?
幸いなことに、現在そのような「国内ATM海外銀行口座」のサービスが増えてきています。
うまく活用しましょう!


銀行のサービス



資金移動業者のサービス


日本から海外への送金を受け付けてくれる資金移動業者についてのまとめ(2012年11月時点)



トラベレックスHP):銀行口座宛送金 ×
メインは「両替」。キャッシュパスポートを通じて「国内振込→海外出金」が可能。


楽天銀行海外送金HP):銀行口座宛送金 ○
楽天銀行法人口座の海外送金サービス。


GoレミットHP):銀行口座宛送金 ○
新生銀行の海外送金サービス。旧Goロイズ。


JTB MoneyTHP):銀行口座宛送金 ×
デビットカードを通じて「国内振込→海外出金」が可能。


キョウダイレミッタンスHP):銀行口座宛送金 △
IMEMoneyGramのネットワークを通じて送金。
送金先がスリランカの場合は、提携先のセイロン銀行を通じて銀行口座宛送金が可能。


ウエスタンユニオンHP):銀行口座宛送金 ×
Western Unionネットワークを通じて送金。セブン銀行ATMやファミリーマート(Famiポート)から送金手続き可能。


ジャパンマネーエクスプレスHP):銀行口座宛送金 ○
ネパール向け送金サービス。送金先銀行はネパールに限定されていないのでネパール以外でも受け取りが可能かも知れないが、送金通貨がネパールルピーに限定されているため、事実上ネパール向け専用。


トランスリミッタンスHP):銀行口座宛送金 ○
フィリピン向け送金サービス。


SBIレミットHP):銀行口座宛送金 △
MoneyGramのネットワークを通じて送金。送金先がフィリピン中国の場合は銀行口座宛送金が可能。


PayForexHP):銀行口座宛送金 ○
外国銀行口座宛の送金サービス。香港・中国宛は24時間以内に着金される。


スピードマネートランスファージャパンHP):銀行口座宛送金 ○
フィリピン向け送金サービス。


ドコモ マネートランスファーHP):銀行口座宛送金 ○
docomoの携帯電話から手続きできるドコモ公式海外送金サービス。


NEO MONEYHP):銀行口座宛送金 ×
デビットカードを通じて「国内振込→海外出金」が可能。


ブラステルレミットHP):銀行口座宛送金 ○
バングラデシュインドネシアインドスリランカマレーシアネパールフィリピンベトナム(銀行口座宛×)向けの送金サービス。中国向けも準備中。


GCASH REMITHP):銀行口座宛送金 ○
フィリピン向け送金サービス。日本側はソフトバンク・ペイメント・サービス(株)が担当。


エクスパロHP):銀行口座宛送金 ○
韓国向け送金サービス。


アイリミットHP):銀行口座宛送金 ○
フィリピン向け送金サービス。


Y&WHP):銀行口座宛送金 ○
韓国向け送金サービス。


デジテルHP):銀行口座宛送金 ○
韓国向け送金サービス。


ジャパンレミットファイナンスHP):銀行口座宛送金 ○
バングラデシュ向け送金サービス。


シティエクスプレスHP):銀行口座宛送金 ○
ネパール向け送金サービス


DCOM MONEY EXPRESSHP):銀行口座宛送金 ○
ベトナム向け送金サービス。

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