英銀大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)など欧州の金融大手3社の銀行連合は8日、TOB(株式公開買い付け)の結果、オランダの金融大手ABNアムロの発行済み株式の約86%を取得したと発表し、事実上、買収に成功したことを明らかにした。

 100%買収するための金額は総額約720億ユーロ(約11・8兆円)で、金融機関の買収としては過去最大規模となる。RBS陣営にはスペイン銀大手サンタンデールと、オランダ・ベルギー系金融グループのフォルティスが参加している。

 今年4月に英銀大手バークレイズがABNアムロを買収することで一度は合意していたが、その後、RBSなどの3社連合がバークレイズを上回る条件での買収を提案し、買収合戦になっていた。

 バークレイズは5日、株主の賛同を得られなかったとして撤退、3社連合による買収が確実視されていた。

(2007年10月9日 読売新聞 ロンドン=中村宏之)

ちょっとした逆転劇ですね。

さて、そうなると銀行名はどうなるのかという点が興味深いところです。
名門 ABMアムロの名前はどうなるのでしょう。